かっとびモデルの私生活 by REY

かっとびモデルの私生活
「モデルになってみたい」そんな思いを抱く女性は多いハズ。REYもそんな一人。甘い考えで憧れの職業にチャレンジ。しかし『こんなはずでは・・・』モデルになるまでのREYの険しく過酷な道のりと私生活。

キーワード:モデル,スカウト,公募,ファッション,オーディション,メイク,ヘアー,スタジオ

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第32回

更新


事務所から、二度目の電話があった後、私は事務所を退属しようかと真剣に考えていた。“20代悔いなし”を達成できたのではないかと、気持ちが「逃げ」に入っていた。今回ほど、「更新する」だの「退属する」などと言って、周囲の人たちを騒がせたことはない。今迄は、更新することが、自分の中での当たり前の考えだった。

しかし、この退属は決して誰に感化されたものでも何でもない。失恋したからでも、有名になれなかったからでもない。自分の中での「私のモデル像」に満足できたからであった。

モデルは会社員のように、毎日決まった仕事が取り組まれている訳ではない。以前、元・モデルだったマネージャーに聞いたことがあった、『疲れちゃったのよね』発言に、私はその頃その気持ちが凄く理解できた。正直、今の自分は凄く、疲れを感じているんだと自覚した。

毎回オーディションを受けてはいたものの、この年齢にもなると、仕事の幅もある程度、狭まってくる。仕事の内容も、然りだ。

更新日に、既に“プチ旅行”に出かけていた、その頃の私には、当然、今後も事務所に残ることなど、頭の中にはなかった。

しかし、先行きを考えていたにも関らず、モデルを辞めてしまうという事と同等の行為をしてしまった私は、4月1日からもちろんモデルではない。旅行から戻った私は、その夜から居てもたってもいられない状態になってしまっていた。モデルだって、スケジュールが余白の日には、何もする事がない。よって、その日を家事に充てたり、趣味に充てたり、友人に会ったり・・・しかし、明日からの仕事のスケジュールが「未定」という状態は、この上なく恐ろしい生活であり、1日を過ごすのが何て長いんだろう。

家事でもやっていれば、気づけば、もう窓の外が暗かったり・・・なんて事もあろうが、1つに焦りを感じ出すと、全てに焦り出す。

私は4月半ばから、また新しい検定取得の為の、講座を申し込んでおいた。これは、生涯やっていける仕事に繋がるかもしれない、という気持ちと自分の気持ちを落ち着かせる為のものだった。

もっと、落ち着いた人間であれば、こんなとり越し苦労はしないはず。自分を責めてしまった。せっかちな自分も自分、そう認められたら少しは落ち着くはずなのに。

私は1日も早く、充実し、楽しい日々が送れるようにと、せっせと、その辺りにいろんな種をばらまいておいた。いつか芽が出てくるだろう事を信じて・・・

まぁ、今日からは仕事の急な電話も来ないかと思うと、少しの安堵感があったのは事実だった。これを機に、短期留学でもしてみようかとも思ったけれど、今の自分には、そんなことは無意味にも思えたので、思いが詰まった時に、気晴らしができるようにと、車を買った。

事務所の更新日から、一週間が経っていた。とてもとても、今日までの日々を長く感じた。一人で過ごす部屋に、携帯の着信音が鳴った。私は、ビクっとして確認をしたら、事務所からの電話だった。ドキドキしながら、その電話を受けた。

「REYちゃん、早く更新手続きしてね〜、いつになりそう?」あっけらかんと、何事もなかったかのようにマネージャーは言う。私は、急なその出来事に、「遅れてスミマセン。急いで事務所に行きます!」と、応えていたのであった。

そうだ。事務所にとっては、私なんてたかが、いちモデル。こんな事に、何故あんなにも深刻になってたんだろう、と考えてみた。

そう、“20代悔いナシ”には、まだ1年半もあったんだ。その事が分かるまでに、私は随分苦労していた。また、勉強と恋愛を両立させながら、来年の「更新」には、心底“20代悔いナシ!”と思える自分になっていよう。それでイイんだ。

何だか、すがすがしい気分になった。

私は、あと1年モデルとして頑張って行くことを決心した。

2002.06.29

REY


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更新:2008.11.20
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