かっとびモデルの私生活 by REY

かっとびモデルの私生活
「モデルになってみたい」そんな思いを抱く女性は多いハズ。REYもそんな一人。甘い考えで憧れの職業にチャレンジ。しかし『こんなはずでは・・・』モデルになるまでのREYの険しく過酷な道のりと私生活。

キーワード:モデル,スカウト,公募,ファッション,オーディション,メイク,ヘアー,スタジオ

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第39回

プチ静養


実家に静養に戻ろう、と決めた私は、安心感からか、少し体調を戻しているように感じていた。

それは、おかゆまでもを、嘔吐するあの最悪の体調が“家族に支えをもらう”という事で大きな精神面での助けになっていた。

体力を無くした私に父は、「心の中のゴミを全部、ここに置いて帰りなさい」と言って、私を励ましてくれた。その言葉を思い出すと、今は涙が出そうな気持ちになるが、当初は、そんな言葉の意味さえも、頭の神経に届きもしなかったくらい、かなりのダメージを受けていたのである。

通院していた病院からの紹介状を手に、私は“無期限の休職”を決めていたくせに、小さなバッグ1つで帰省していたのである。

体は病院のサポートを受け、メンタル面では、“心を洗う”ための作業を、家族の支えにより受け、回復を待った。

帰省した日の、3日後には、父の52歳の誕生日があった。私は母と姉とで、久々に家族全員が集合しているこの機会に、どっきりバースデイの作戦を練っていた。父の居ない時間を見計らっては、買出しなどをして、庭で焼肉パーティーをする事にした。

私は、おかゆさえ嘔吐する自分の体調に、「肉なんて食べられるかなぁ」と不安な思いは多少なりともあったが、準備をしていくうちに、父を喜ばせたい一心で、頭にタオルを巻き、炭焼きの準備を手伝っていた。

ふと気がつくと、庭には沢山の花たちが美しく彩どり、鼻からスーっと入り込んで来る空気の美味しさを、初めて感じた。ガーデニングが好きな両親が作った、1つ1つの花たちが満開に開き、その一角は、“私たちだけの、優しい空間”になっていた。

焼肉も、腹八分目にしておいたが、嘔吐することもなく、その日の夜は、無事にぐっすりと深い眠りに入っていた。

それからの日々は、病院に通い、夕方になると、私の大好きな姪と近所の子供たちを集め、一緒に縄跳びや、花火をしたり、本来の“人間”に戻った気持ちになっていた。自分の体調がプラスに向かっている事をしっかりと感じていた。

・・・そしてそして仕事の件である。夏という季節は本当に仕事が何かと多いものだ。無制限のお休みをとったにも関らず、事務所からの電話が、こんな時に鳴る、鳴る・・・。「あぁ、オイシイ仕事だぁ・・」と思いつつ、下唇を噛む思いで、断わり続けていた。

今、少し体調が良くなっただろう、という錯覚で仕事を受けては、この静養の時間、体調の上昇中に、またこの焦り癖が暴走し、結果的には、疲れ果て振り出しに戻るのではないか、という父のアドバイスを心して、今だけは・・という思いで静養を選んだ。

ホンキで休んだ。良い仕事がしたかったから。ただ、それだけである。

断わり続けた私に、もう仕事が回ってこないかもしれない。そう思ったが、今後の自分を大切にしたい。ダメなら仕方ない。そう思って静養した。

あれよあれよという間に、体調が良くなっていく。不思議なくらいに・・・

100%ではないけれど、ほぼ大丈夫だろう。仕事をするに、足りる力が湧いてきた。

来週あたりには帰ろう。その時期は、自分自身が決めた。

胃炎も風邪も、歯医者の通院も終える時期だった。

何?と聞かれても分からないが、またやっていける!そんな自分になっていた。

2002.08.17

REY


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更新:2008.11.20
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