かっとびモデルの私生活 by REY

かっとびモデルの私生活
「モデルになってみたい」そんな思いを抱く女性は多いハズ。REYもそんな一人。甘い考えで憧れの職業にチャレンジ。しかし『こんなはずでは・・・』モデルになるまでのREYの険しく過酷な道のりと私生活。

キーワード:モデル,スカウト,公募,ファッション,オーディション,メイク,ヘアー,スタジオ

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第50回

最後の写真


某日、宣材写真の撮影が行なわれた。私は、いつもと違うカメラマンに撮影をお願いした。

モデルとしての、最期の宣材写真だ。だからこそ、自分で納得できそうなカメラマンに撮ってもらうことにした。

この頃、私はとても辛い時期だった。モデルになってから、初めてそんな気持ちの経験をした。原因は、私情な事であった。

太ったことはもちろんのこと、人間関係においても、とてつもなくどうにもできない悩みを抱えてたのだった。

撮影日の前日は、殆ど眠れず、疲れた体で当日スタジオに足を向けた。人間、誰しも辛い出来事があると思うが、私はかなり絶望的な気持ちになっていたのだった。

とりえあず、写真を撮るんだ!ハキがない形相で、メイクルームの鏡に向かって、メイクさんのされるがままになっていた。メイクとヘアーセットが終わり、カメラに向かう。

私は、何故だかいつもと違う気持ちでカメラに向かっていた。これまでは、“攻撃的”だった笑顔でいたが、なんだか今回は違う。

またまた真っ黒にカラーした髪型のせいか、カッチリした服装のせいか、シャキンと背筋が自然に伸びる感じだった。

初めのポラ撮りの写真を見せてもらうと、自分自身に驚いた。“こんな気持ちじゃ、また写りが悪くなる・・・”と思いこんでいたが、意外に、物凄く良く撮れていたのだった。大人でもない、子供でもない、歳相応の私。こんな表情を見るのも初めてだった。

数十枚撮った宣材写真を取りに言った。どれも凄くいい顔をして写っていた。何と表現していいのか分からないが、とても優しいカオをしている。

私は、その写真を手にラッシュの電車に乗り込んだ。電車のドアガラスに写る自分の顔をふと見て、なんだかウルウルとしてきた。

“あんなに辛かった時期なのに、私はあんなイイ笑顔を出せたんだ”と思うと、自分の頭を撫でてあげたい気分だった。そして、“やっとプロになれたんだ”と感じた。どんなに辛い時にでも、こんな笑顔が出来る自分になっていることに、とても感動したのだった。

電車の中で、私の大粒の涙がポロっと落ちた。この電車の中に、私のことを知っている人はいるだろうか、いや、多分いないだろう・・・。この広い東京で、私のことを知ってる人は何人くらいだろう。

ピンキリのこの世界。少しよそ見をしていたら、すぐに落ちてしまう。

今回の宣材写真のデキは、最高だった。

2002.11.03

REY


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更新:2008.11.20
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