がんばる女性へ応援歌! by 池田ゆう

がんばる女性へ応援歌!
現代社会の処世術を女性起業家の目で探ります。ますます迫り来る実力社会の波。木の葉のように舞いながらも着実に正しい航路を指し示す水先案内人【池田ゆう】が贈る女性のための応援歌です。

キーワード:女性,SOHO,起業,新規事業,子育て,くらし,処世術

池田ゆうのコラム

6 マナーについて(電話編)
5 人材育成のための「コーチング」
4 私の27時間
3 ある「おばあちゃん」との出会い。
2

2日目

1 大丈夫でしょうか?といわれても・・・

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創刊:2000.09.01
訪問者数:
更新:2008.11.20
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第3回

ある「おばあちゃん」との出会い。


ある日、担当者から連絡が入った。「合同面接の日は都合が悪いそうで、個別に面談を・・・」とのことであった。内心、「この忙しい時に、個別なんてひどいなあ」と思いつつ近くのコンビニ前で待ち合わせ。

数分後、まさか???と思える女性が私の車のそばをグルグルと回っていることに気がついた。見た感じ、庭仕事が似合う、それこそどこにでもいるという、「おばあちゃん」なのだ。「あー、時間の無駄だったかな?」と感じざるを得なかった。仕方なく、先方のお宅へ。

お宅に入るやいなや、私の目の前にみかんと、あずきアイスとなぜか、人参のピクルスが出された。「おあがり・・・」まるで、数十年のお付き合いでもあるかのようなおもてなし。拍子抜けしてしまった私は、もうすでに、その「おばあちゃん」のペースにはまっていたらしい。

私をもっと驚かせたのは、それから始まる「おばあちゃん」の話に出てくるすごい人脈であった。故小渕首相、農林水産省・厚生省のお役人、大手企業重役、地元ではすごく大きな病院の院長、丹羽先生など・・・出てくる出てくる。

これから事業を立ち上げようという私にとって、土下座してでもご紹介いただきたい方々であった。また、このおばあちゃん、人脈だけではなくご自身にもかなりのスキルをお持ちであった。パソコン検定1級、Gデザイナーなど。言い忘れていたが、この「おばあちゃん」お年は89歳である。

「いいねえ、若い人と話していると楽しいね〜」といいながらも肝心な話をするときには、その目が変わることに気付いていた。私の心の奥を探るような目。なんだか、見透かされてるようだ。

89歳ながら、まだまだ現役で、これからもおもしろそうな事業であれば挑戦するのだと言う。時折、その人脈を証明するような電話の嵐・・・その指示、指導ぶりは、まるで、陰のドンである。「お近づきになりたい」心からそう思った。

「どうして、これだけの人脈をお持ちなのですか?」乗り出すように聞いた。「そうねえ、若いころから、とにかくがんばってきたからねえ。いつも真剣勝負それだけやね。あはは。」ご本人いわく、労力と人に対する誠実さだけは、必ず守ってきたのだと言う。利益を考えず、相手の気持ちになって行動することがひいては、自分に帰って来たのだと。3人のお子様も、働くお母様の背中を見て育ち、大成しておられる。「子供にべったりするのもいいが、生き様をしっかり見せる方がいいと思うがね。そりゃ大変だけど」苦あれば楽あり。やはりそれか・・・

なんと、お昼ご飯までもご馳走になってその日はお邪魔することにした。最後に「おばあちゃん」がこう言った。「あたしを見たとたん、あーあ、今日は損した。と思ったじゃろ?あはは」

今日は、面接官である私の完敗だったようだ。

反面、得たものは大きかった。「自分を信じて、人生を精一杯生きてみよう」「損得考えず、相手を喜ばせるような生き方をしよう」改めて、反省と目標を確認できた一日であった。

「人材は宝」つくづくそう思う。どんなに情報社会になろうとも、やはり、基本は人と人なのだから。。。

2000.09.16
池田ゆう

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