私が出逢った男たち -乾 京子-

今まで多くの男性に出逢った。学校、合コン、バイト、ネット・・。友達として10年以上仲良くしている人、すぐ別れてしまった人、恋人だった人。過去の男たちついて様々な角度から赤裸々に、時に淡々と綴ります。

私が出逢った男たち

私が出逢った男たちPart1
by 乾京子
私が出逢った男たちPart2
by 卯月あみか
私が出逢った男たちPart3
by 緑川すずめ

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最終回-父と兄-

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52 あつのぶくん
51 柳沢くん
50 ナパ
49 まっちゃん
48 エビさん
47 アラタ
46 神田くん
45 よっしー
44 佐々木くん
43 ぬぅ
42 しんすけ
41 小林くん
40 本田さん
39 古庄
38 中田くん
37 ライ
36 早苗
35 白い車の人
34 けんじ
33 後藤さん
32 ゆう
31 しんご
30 早稲田くん
29 キョースケ
28 糸井さん
27 スーさん
26 じゃんぼ
25 だいちゃん
24 セク原田
23 新保くん
22 キクちゃん
21 りき
20 竜ちゃん
19 クニヒロ
18 たけ
17 ダン
16 ひとし
15 ○ヤマ・○ョウ
14 社長
13 たかしさん
12 神様・其の2
11 いけや
10 しゅう
09 トモ
08 ゆうじ・其の2
07 ゆうじ
06 トシ
05 神様
04 モーミン
03 アツオ
02 バンビ
01 ダイスケ
00 きのっぴ

第30回

早稲田くん


私は23歳〜26歳くらいまでの記憶が薄い。
写真がないからかもしれないし、アルバイトを転々としていたからかもしれない。

その頃のアルバイトで知り合ったのが『早稲田くん』である。
名前を覚えてないので、『早稲田くん』である。
そっちの方がインパクトがあったのだ。

なんとなく仲が良かった。
サブカルチャーに詳しく、彼の話は興味深かった。

ただ気に入らなかったのは、
自分が早稲田大学の学生であるという事を強調したがるところだった。
それと、自分がいかにモテるかという自慢である。
確かに顔は良いのだが、軽薄過ぎて、私には男性としての魅力は感じなかった。

私は大学へ行っていない。
勉強が嫌いだったので、わざわざ大学へ行ってまで勉強したくなかったのだ。
故に、私は大学名を余り知らないし、大学のシステムというのもよく知らない。
有名な大学名は知っているが、どの程度入るのが難しいかも知らない。

彼はよくこう言った。
「俺、バイトのみんなに『早稲田くん』とか言われて嫌なんだよね。
その点、きょうこちゃんは言わないからいいよな」
それだけ強調していれば言われて当然だろう。

私は、どこの大学だろうと、高校中退だろうと、中卒だろうと、
同じ人間なのだから、余り変わらないと思っている。
要はその人個人の人間性だったり、本当の頭の良さではないのだろうか。
なので、他人が「俺(私)○○大学出身なんだ」などと言っても
「ふーん」としか返事をしない。

根本的に、私は早稲田くんのことを嫌いだったのだろう。
映画の話や、本の話、サブカルチャーの話などをしていて飽きなかったのは事実だが。

確かに頭は良かったのかもしれない。
女を口説くのも上手かったみたいだし。

彼は一つだけ嬉しいことを言ってくれた。
「きょうこちゃんってさ、岡崎京子の漫画に出てくる女の子っぽいよね」
私は岡崎京子氏の漫画が大好きである。
その事は彼に言ったことはなかった。

しかし後々になって考えてみると、彼女の漫画に登場する女の子はなんだか切ない。
初期の頃はそうでもないのだが、彼は後期の作品しか読んでいない。
後期は切ない話が多いのである。

まあ、いいか。褒め言葉だったんだし。


2003.05.14

乾京子


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更新:2011.02.16
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