ヘルパーまでの道のり

老人ホームの裏事情PART2

老人ホームのイメージとは?和気藹々な老人たち。暗い病院のような所。夜な夜な徘徊するイメージ。じつは老人ホームにはこんな実体があるんです。有料老人ホームで働く筆者が語る老人ホームのさまざまな裏事情。

超高齢化社会コラム
老人ホームの裏事情Part5
〜学校では教えない本当の社会福祉〜new3.gif (112 バイト)
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老人ホームの裏事情Part2
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老人ホームの裏事情
by 稲垣尚美
 
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50号〜最新号
老人ホームの裏事情PART1

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最終更新日:2009.01.23

創刊2003.02.12

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第15回

ヘルパーまでの道のり

こんにちわ、永礼盟です。ご購読ありがとうございます。

今回は、ヘルパーを目指し、講習が始まった頃の自分に触れたいと思います。その頃の記録から、抜粋します。

実技スクーリングが始まった。これは、学校に出向いて実技を受けるという物だ。ヘルパー二級の通信教育だが、この実技は必至なのだ。なぜなら、ベッドメーキング、入浴介護、食事介助、失禁への対応、その他現場の行動は、紙切れでは学べないからだと、理解している。その実技の第1日目であった。

今日は、実技に入る前のテキスト授業だった。まあ、介護概論をざっと予習しようと言う内容だった。教師は、介護の現場に13年間携わる経験をお持ちの女性の先生だった。ちゃんと机とイスがあって、ホワイトボードがあって、教壇があって、勉強をするって感じの教室だった。中学や高校のクラスではなく、専門学校を思い出す空間だった。その教室の脇には、車イス、ベッド、入浴道具、その他介護用具が揃っていた。次回から、その道具を使って実際に介護の勉強をしていくのだと実感した。我々のクラスは、全員で八人。女性五人、男性三人だ。女性は、ほとんどが主婦。子供に手が掛からなくなったのを理由に、やり甲斐のある仕事を求めている人達だ。実際に、ボランティアで介護経験がある人もいた。男性のほとんどは、今の仕事にやり甲斐をもてなかったり、手に職を付けたいという理由だった。私は、介護職を目指す者としての第1段階が、理由である。

各自理由を述べていくのだが、緊張して、言わなくて良いことまで言ってしまった。もう二人の女性は、ヘルパー、介護の視点の勉強がしたいとのことだった。平均年齢28歳。

授業の時間は、朝の10:00〜17:00まで。1時間のランチタイムを除くと、合計六時間の授業時間である。結構ハードだ。これを、毎週火曜日に計八日受ける。その後、今度は実習のスクーリングになる。実技は、学校で行うが、実習は、施設や在宅の方へ訪問して勉強する。実習は、更に時間が長い。それを計五日、受ける。まだまだ始まったばかりで、道のりは遠いけど、今日の授業を受けた感触は、「燃えてるじぇ〜!!」である。小さく闘争心に火がつくのだった。

学んだことは、共感できる事ばかりであった。実際に、実生活の中で行っていることもあるので、簡単に、自分の中に入ってきそうだと感じた。それと同時に、現場と、法人、園長、意見の違いから生じる、問題も聞かせて貰った。

介護保険制度の導入で、税金が高くなる話。これからもっと高くなる可能性もあるそうだ。そして、介護に力を入れている地域とそうでない地域があること。先生は、実際に立ち上げにも関わった経験も持っていて、色んな問題を目の当たりにしたそうだ。名前は忘れてしまったのだが、民家を利用して、普通に家に居るような施設を立ち上げるとき、住民からの猛反対を食らって、あえなくベランダにパテーションを作る羽目になったそうだ。そのパテーションが後付だったために、かかった費用が三千万円。そんな無駄な税金の使われ方をしている実状があるのだそうだ。

これは、自治体の住民への説明不足から起こるらしい。お年寄りが、ベランダから民家を覗くのでは?と言うのが、パテーションを作らなくてはいけなくなった理由なのだが、先生に言わせれば、施設に入るお年寄りが、民家を覗く視力のある人なんていないそうだ。その辺を、自治体は説明していないと、地域性の問題を聞かされた。

しかし、ある地は違うらしい。税金は高いのだが、みんな払うそうである。なぜなら、何に使われているか明白だから。税金が、自分のために返ってくることが、明白なのだそうだ。

そんな理想と現実を経験すると、『燃え尽き症候群』と言う症状になったりするらしい。その辺の、介護者のケアの話も聞いた。ボディメカニクスと言う体の構造上の注意や、自己管理。感染症の予防のため、規則正しい生活。自分が健康でいなくてはいけないため、健康管理が必至になってくる。その辺が出来ない人は、ヘルパーは向かないと言い切っていた。そして、全員に健康のためにどんなことを行っているか聞いていった。

結構、永礼は健康オタクな所があって、色んな事をしていた。ジムでの運動、毎日飲んでる青汁、プロポリス、スピルリナ。ストレッチ、アロマテラピー。数えたらきりがなかった。

しかし、緊張すると言葉に出来ない物で、「ジムでは、運動し、家では青汁を飲んでいます。」そんな答えしか言えなかった。なんか、まとも過ぎる!!そう思ったが、サラッと先生に流された。青汁で、もっと突っ込んでくれるのかと思ったら、「青汁ね」で終わってしまった。まあ、いいのだが、ちょっと寂しかった。自分のためだから、自分が満足できていれば問題ないのだが、青汁って事にもっと関心を持って貰いたかったのが、本心だ。

そんなこんなの授業で、あっという間に今日一日終わってしまった。昨日から熱を出しているので、かなり怠かったが、話を聞いてるうちに、のめり込んだため、体が軽くなった。今は、また怠さが復活している。美味い物食って、早めに寝ようと思う。

そんな体調な為、今日のジムはお休みした。その代わり、学校の前にショッピングモールがあったので、買い物して、アイスクリームを食べた。久しぶりにアロマを買った。ローズウッドだ。今日は、これで癒されながらストレッチ後、寝ようと思っている。ちなみにワシの住んでいる地域は、介護には、あまり力を入れてないらしい。どちらかというと、ワースト何位の部類だそうだ。その地域から、介護のスペシャリストが生まれる日は、そう遠くないのである。

これが、永礼盟の介護歴の第一歩である。その頃の記録を抜粋して、その当時の新鮮さや決意を述べたかった。現状の苦悩と共に、当時の熱い気持ちを書いて行けたらと思っています。今回は、その原点を見つめてみました。

2003.06.05


永礼盟

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