特別養護老人ホームの実態(3)

老人ホームの裏事情Part3

老人ホームのイメージとは?和気藹々な老人たち。暗い病院のような所。夜な夜な徘徊するイメージ。じつは老人ホームにはこんな実態があるんです。老人ホームに渦巻く諸事情を辻本ゆめのがばっさり斬ります。

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創刊:2005.07.20

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第13回

特別養護老人ホームの実態(3)

前回お風呂の話をしたが、特養でお風呂に入ることができるのは、週2回以上という規定がある。しかし、現在の皆さんの生活を振りかってみるとほぼ毎日、お風呂に夜入って一日の疲れを流しておられるであろう。人間の身体の清潔保持という目的では、週2回の入浴で十分である。

ただし、入浴の目的はなにも身体を清潔に保つことばかりが目的ではない。私事で、本当の利用者さんとして機械浴を経験した経験者である、私は、あのグッツはお風呂でない。身体洗浄機器である。他者に洗ってもらえるというのはなんとも贅沢ではあるのだがどうも落ち着かない。

よってお勧めできない上に、お風呂に入る直前に大便をもらしたりしていると大腸菌らの増殖に考慮してしまうため、入浴は中止になってしまうのはご存知だろうか?大便でお尻が汚れたら当然あかちゃんなら却ってお風呂に入れるようにするであろう。それが紙でていねいにお尻をふくより、はるかに陰部の皮膚にの荒れには効用があがると思うのはこの私だけであろうか。

むろん湯船の中でも大便や小便ができてしまうということは往々にしてあり、そのたびに機械浴の流れ作業が中断して上から下への大騒ぎの清掃となる。そのあとたっぷり塩素で消毒する事はいうまでもない。

施設によっては、自立度が高い方は、週にもう1回、つまり、合計3回はお風呂に入ることが可能である。お風呂は確かに心臓をはじめとして多くの臓器には生理的負担がかかるのはいうまでもないが、それ以上暖めることによる関節痛や腰痛の緩和、精神的リラックスなどの意味合いも多いという点に着目してほしい。

参考までに福祉先進国である北欧は、各部屋確かにシャーワールームやトイレは必ずついていたが、バスタブはなかった。そのもの、浴槽にゆったりつかってくつろぐという文化は無い国々と日本ではお風呂事情一つとってみても考え方が変えて対応しなければならないような特異性があることを忘れてはならないだろう。

入浴介助は外介助と言われる着脱と整髪などに携わる介助と、内介助という身体を洗ったり、髪を洗ったり、石鹸などで滑らないように見守っている介助がある。

後者はざっと昔のお風呂やさんの三助さんという感じである。この内介助は、機械浴の職員よりよっぽどきつい。とにかく汗はだらだら、中腰になる姿勢が多いから腰が痛い、利用者15分ごとぐらいに交代してくれるのでいいが、介助はずつと約半日ずっと浴室内にいるのでたまったものではない。こちらが脱水症で倒れてしまいそうになる。低温サウナに入っているようなものだから、ご想像いただきたい。

通常、お風呂は朝から午後3時ぐらいまで毎日フル稼働している。それでも1人あたりにしてみると週2しか入浴を確保できないのが今の現状である。さらに通常特養で、アルバイトないしパートの業務というのは、食事介助もむろんだから、お風呂介助というのが圧倒的に業務内容に占める割合が高い。つまり劣悪の環境での重労働はできるだけ使い捨てに近いパートやアルバイトさんに担当していただくのが職員のためである。

だから特養のバイトやパート募集の記事は多いが注意した方がいい。また、訪問介護員2級(昔のホームヘルパー2級)を取得してこういう施設のバイトに行くのであれば、その働いた時間を正確に証明してもらって実務経験3年という介護福祉士の国家試験を受験する上での期間短縮にちゃんと認めてもらった方がいい。これは奥の手であるが。

なにせ、人間性を無視した、資格社会の福祉業界、とりあえず、実務経験や試験受験でとれる資格も数多くあることから、きついバイトも有効に目標をたてて資格取得を目指してみてはいかがであろうか。現場では、資格の有無ではなく、人間性とセンスの重要性が求められているが、本音をいうと頑丈な身体、上手い運転技術、明瞭な雰囲気と笑顔、こんなものがとりあえず、求められているということになる。

給料高くなるまで勤めて欲しくはない。適当に3年から5年やってやめてもらって構わないに近い、使い捨て人材として考えている特養ある。職業病ともいえる腰痛症に患うようになっても現場でがんばれるかと言えばかなり冷静に考えてもきついことは事実である。福祉系の専門学校や大学の求人がこの不景気に途絶えることがないのは何故か?考えてみてほしい。やめていくから欠員が生じ、それで雇用が発生するのである。

2005.10.25

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辻本ゆめの

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