特別養護老人ホームの実態(9)

老人ホームの裏事情Part3

老人ホームのイメージとは?和気藹々な老人たち。暗い病院のような所。夜な夜な徘徊するイメージ。じつは老人ホームにはこんな実態があるんです。老人ホームに渦巻く諸事情を辻本ゆめのがばっさり斬ります。

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最終更新日:2013.06.06

創刊:2005.07.20

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第20回

特別養護老人ホームの実態(9)

〜ホテルコスト〜

介護保険法が大幅に改正になり、順次介護保険制度の仕組みそのものが大きく変化してきているのはすでに少し触れてきていると思う。その中で特別養護老人ホーム?ってどう変わるのって不安になる方も当然おいでになるに違いない。何も変わりませんよ。(←変わりようがない)と言いたい部分と、ここは変わりましたよという2つに分けて考えてみたい。

まず、変わりましたよというのは、自己負担が増加したという事実である。食費(注:食材費ではない)も自費になったし、身の回りの備品も全て自分で整えるのが大原則となった。従来型といわれる、2人なし4人の相部屋が一番多い特別養護老人ホームは、元からもっともノーマルな形の生活形態であったが、新型特別養護老人ホームというのは、全室個室となっている。個人のプライバシーに注目すると確かに個室というのが一番望ましいと感じるのは当たり前のところだろう。

そもそもまったく人生上接点のなかった赤の他人と同性であるというだけで短い期間ならともかく、24時間寝起きを人生の終点まで一緒に同室で暮らすというのは所詮無茶な話である。だから理にかなっているわけだが、法の改正によると個室についてはホテルコストをもれなくいただくという話になっている。つまり、病院でいう個室に差額ベッド代を負担するようなものだ。これではたまらんという話になる。

めやすをお話すると収入が国民年金のみの方は子供や孫などから支援を受けなければまず無理。つまり国民年金プラス厚生年金受給者でなければ自己負担分を支払っていくことが困難であるということである。これはたいへんなことである。ちょうどこれから団塊の世代の入所を迎えて、入居希望者はピークに達する一方、我侭で自己中心のこの世代は明治・大正世代のように忍耐強くはない。よって、まず個室でないと耐えられぬ輩であると推測され、クレームが増加することは安易に想像できる。

ホテルコストというのはいうまでもないが、その部屋の維持費そのものも計上して、利用料をいただくという仕組みである。利用者の意思、自己選択の尊重などと綺麗事とは裏腹にたいへんなお金のかかる、有料老人ホームとなんら、特別養護老人ホームが変わらない存在になっていくということだ。

特別養護老人ホームに勤める専門職業界では、私たちの薄給では、特別養護老人ホームにはとても将来お世話になれないよねと言っている。じゃあ、どこへ行けばいいのか?養護老人ホーム?これも現実的ではない。このタイプの老人ホームは契約ではなく、介護保険制度と無関係で措置制度(注:行政処分)で未だ運営されており生活保護を受けている高齢者が主流である。

じゃあ、とりあえず、身辺のことがなんとかできるうちはたとえばグループリビングという形態なんかが提案されてきており、個室を各自が持ちながら共同生活を維持していく住まい方が世間で増加してくるかもしれない。ただし介護レベルがあがってくるとどうするか?筆者自身は猫と同じ失踪するかもしらんと思っている。子供たちにやっかいになろうとはこれぽっちも考えていない。まっぴらごめんである。実の子供でも手に負えないのに、嫁さんや婿さんが付く存在になれば年一度も食事でもすれば十分である。それ以上の関わりはこちらから辞退したいと思っている。未だ、入りたい、お世話になりたいと思った施設は皆無だとここで正直にお話しておこうと思う。

年間、延べで筆者が訪問する施設は40を超えるのにである。飲み友達(←在宅介護事業を展開する会社社長)が曰く、「介護保険制度を熟知しているのに自分の事はともかく親の事を考えるにも利用したいと思うサービスはないねえ。ましてや老人ホームに入れるつもりにはなれない。」だそうである。自分の入りたいと思う施設を作ろうとして何度も施設を立ち上げては、移動してしまう、老人ホーム立ち上げ請負人Sさんの話を次回しようと思う。お楽しみに。

2005.12.14

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辻本ゆめの

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