夜も寂しい母子家庭 by 北村マリア

母子家庭で暮らしていくには想像以上の忍耐と根気が必要。時には不本意なことも・・。二人の保育園児を抱え風俗店の受付嬢も経験した妖艶なシングルママが、寂しい夜を克服しつつ母子家庭の喜怒哀楽を綴ります。

母子家庭シリーズ

私は在宅母子家庭ワーカー
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夜も寂しい母子家庭
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北村マリア

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北村マリアのコラム

19 実習生
18 水子
17 再会
16 現況報告
15 社会復帰
14 神経質
13 見合い話
12 風雲
11 離婚合意
10 修羅場(激情編)
9 変態談義
8 黄昏
7 潮騒
6 七転八起
5 父性愛
4 攻撃の夜
3 悶夜
2 秘め事
1 一人の夜
0 男いない歴

第18回

水子


夢を見た。以前書いた、化学的流産。(ああ…私、女の子産む予定だったんだよな…)と、夢の中の私は1人、黄昏ている。産むはずだった女の子の顔までばっちり思い描いており、今でもなお、あんな顔した子を産んでいたんではないか?という思いに囚われ続けている。

…と、こんな話を、東京時代の友人とした。その友人も『やっぱそれって、出てくるはずだった子供の顔なんでないの?』何て言うもんだから、供養した方がいいのかな〜など考え込んでしまった。

実はあの時の流産に関して、他にも結構不思議で怖い体験をいくつかしている。『妊娠5週でも、中絶してたら水子になるわけでしょう?流産も水子になるのかな〜?』私がこう言った時だった。友人が、『そう言えばさ、A子覚えてる?』と言い出した。『アイツ、この間は本当、マジで切れたね』友人が息巻きながら話し始めたその内容は、さすがの私も吐き気すら感じるほどだった。

A子とは、8年前の私の引っ越しを機に、縁を断った人物である。いわゆる『やりマン』の彼女は、8年前の当時でさえ中絶回数4回。中絶手術って慣れると『こんなもの』程度の考え方になってしまうのか、久しぶりに聞いたA子の消息。中絶回数は8年前のおよそ3倍強に膨れ上がっていた。

これはA子、3年前の実体験だという。金の都合で妊娠6ヶ月まで中絶できないでいた。やっと金の都合がつき、いざ手術と思ったら、風邪をこじらせてしまい、医者の判断で8ヶ月まで延期されてしまった。

ようやく施術と相成ったものの、8ヶ月ともなれば無理やり引っ張り出すのは母体の危険が大きい。そこで風船を入れて無理やり出した。お腹を押されたり乗っかられたり、かなり苦しかったらしい。

出てきたのは、女の子だったという。医者はこともなげにその子にタオルをかぶせ、押さえつけた。産みたくて出した子供なら未熟児として精一杯助けるであろうに、育てる気のない子供は窒息死させるのが医者なのだろうか。それを止めなかったA子もA子だ。

友人もこの話を聞いた3年前からA子とは疎遠になっていたそうだが、突然電話があり、気が向いたので話してみたらしい。そしたら彼女、また4ヶ月のおめでた中であり、やっぱり産んで育てる気はないのである。中絶手術するたびに金融から金を借りて、返し終わったらまた妊娠中絶。借金の無い月はない。

A子いわく、相手の男性さえ『産んでくれ』と言ってくれたなら、迷わずに産むのだそうだ。それは8年前と変わらない台詞だ。なのに、誰も言ってくれない。例え結婚を誓い合った相手でも、子供ができた途端手の平返してしまう。皆、A子の元から去ってしまい、中絶費用も渡さないでばっくれてしまう。

『これこそ水子の呪いなのかもね〜』などと話して、背筋が寒くなった。生でやるのは男も女も気持ちいい。だけど、責任持たなきゃいけないなと強く思った。誰だって妊娠中絶なんて嫌ではないですか。避妊した方が安心感もあるし、皆さん、避妊はしっかりしましょうね!お互いに…

2003.08.23

北村マリア

夜も寂しい母子家庭


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