夜も寂しい母子家庭 by 北村マリア

母子家庭で暮らしていくには想像以上の忍耐と根気が必要。時には不本意なことも・・。二人の保育園児を抱え風俗店の受付嬢も経験した妖艶なシングルママが、寂しい夜を克服しつつ母子家庭の喜怒哀楽を綴ります。

母子家庭シリーズ

私は在宅母子家庭ワーカー
by 萩谷 実春

夜も寂しい母子家庭
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母子家庭・だからどーした?
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北村マリア

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北村マリアのコラム

19 実習生
18 水子
17 再会
16 現況報告
15 社会復帰
14 神経質
13 見合い話
12 風雲
11 離婚合意
10 修羅場(激情編)
9 変態談義
8 黄昏
7 潮騒
6 七転八起
5 父性愛
4 攻撃の夜
3 悶夜
2 秘め事
1 一人の夜
0 男いない歴

第0回

男いない歴


『お母さん、彼氏いないの?』
保母さんからもそう聞かれることがある。いないと踏んで言われているのか、もしかしたらいるように見えるのか、その辺ははっきりしない。

離婚の直接の引き金が前夫の浮気だし、風俗の電話受付をやっていて、『おたくは本番やってないの?』
だの、
『女の子との交渉しだいで何とでもなるんでしょう?』
だの、そんな発言をする客も多く、被害妄想もあるが、男性不信に陥っている。面接に行った先の会社で、(あら、この人いい男ね)
そう思う人もいないわけではないが、これはあくまで目の保養である。

離婚して1年数ヶ月経つから、表面的には『男いない歴』も同じ月日で数えられる。子供を理由にするわけではないが、仕事しながら育児もして、男と付き合ってる暇なんてなかったことも事実だ。

しかし、だからその間全くの『SEXレス』だったかと言うと、何と実はそうではない。男不信だの言っておきながら、やることはやっていた時期もあったりするのである。人間とは、不思議な生き物だ。

その頃は嫌なことばかりが続いていた。誰かに話を聞いてもらいたかったし、じっくり話せる時間が欲しかった。

相手は私より5歳上の人だった。20代前半まではホストをしていたというだけあって、聞き上手だし、話題も豊富、理路整然とアドバイスしてくれるし、SEXも、『さすがは30代!!元ホスト!!!』だった。

始めのうちは嫌ではなかった。ただ、回を重ねるごとに、彼の存在が鬱陶しくなってきた。SEXも、冷めた気持ちばかりが強くなり、求められることが苦痛になった。何かと理由をつけてはそそくさと帰るようになり、やがてはそれすら億劫で、落ち合う誘いも断った。

人間とは、本当に始末に悪い生き物だ。

あれほど嫌がった彼とのSEXなのに、時々、体から彼を思い出す。求めてしまう。
(電話しようかな…)
携帯を見つめるが、どうもあと一歩の勇気が出ない。そして一時の気持ちの昂ぶりが過ぎてしまうと、(アホらしい)携帯を放り出してしまう。なのに体にはわずかな疼きが燻ぶっており、苦々しい思いで立ち上がる。

体と心がアンバランスで、どうにも困ってしまう。むっつりスケベではないと思うが、このまま男性不信が続いたら、どんなことになってしまうんだろう?そんな風に考えると、マジでちょっと怖い。

2003.02.21

北村マリア

夜も寂しい母子家庭


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