[211]とんでもハップン(2)

パリのロワシー空港を出ておよそ22時間後、やっとバルセロナ行きの飛行機に搭乗できた。外はにわか吹雪、豪雪は続く。でももう乗っちゃったんだもーん、行くもーんと頭の中は寒いスイスから温暖なスペインが過ぎる。うとうとと眠りこけていたらキャプテンのアナウンスが、時計を見ると出発時間からすでに45分が経っている。いやーな予感。
予感は的中。機体に雪がこびりついているのと、それが原因で荷物をカーゴに詰めないからまだ飛べないという。窓からスプレー付きクレーン車のようなものが見える。スプレーがまるで砂埃を払うかのように雪を溶かす。始めは面白がってみてたけど、1時間半以上経ったら飽きて「まだぁ?」と怒りも湧いてきた。2時間後やっと飛行機が離陸体制に入る、チューリッヒに着いて約24時間、やっと出れる。
機内では、すばらしく美味しいブルーベリーマフィンの朝食に気分はご機嫌になる。空港では価格設定が高く設定されているけど、サンドイッチとこぶ茶(どうやらこちらでは現在それがお洒落なドリンクらしい)で14フラン(20ユーロ近く)にたまげたぁ。ちょっと高級感のあるパリのポールのパン屋のランチセットだって9ユーロも出せばデザートも付けてくれるよ。バーガーキングのセットメニューは昔も今もやはりスイスが一番高い?フランスの安月給で生活する私にとって学生時代と社会人の思い出詰まるスイスがまたまた遠くなる。
ブーブー文句を言いながらも無事にバルセロナに到着。やっとホテルで安眠出来ると思っていたら。。。。預けてたスーツケースが降りてこない。運良く自分の荷物を手に出来たのはほんの数名。えー、出る前に荷物の詰め込みに待たされたのにあれは一体なんだったのか。荷物がチューリッヒを出てないのを知ったのは到着してから1時間後、すぐさま皆で荷物紛失手続きのカウンターへ押し寄せる。前夜の人の嵐のミニ版がここに再現。
このカウンターで待つこと1時間、それも立ったまんま。手続きを終え憔悴しきった体を押し込むようにタクシーに乗りホテルの地図を渡す。「ドライバーさん、たのむよぉー」と涙声になったのは地図を渡しているにも関わらず他のホテルに到着したとき。彼は英語も仏語も分からない、私は西語が分からない、意味不明の会話が数分続き、やっとホテルに到着。
教訓:飛行機に乗るときは、1泊分の準備を機内持込の荷物に、現地でテレカを買える小銭を用意する。
夢路とみこ
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