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そもそもホルモンとフェロモンとの違いは一体なんなのでしょうか?
ホルモンは動物の体内で生成・分泌され、その個体の種々の機能を正常に保つように働く物質です。いわば生命を維持コントロールする司令塔みたいなものです。自分の体内で生成され自分自身に作用します。
これに対し
フェロモンは体内で生成されたのちに対外に放出され、これを受容した同種の別個体の行動や生理的反応に影響を及ぼす物質です。自分の体内で生成されますが同種の別個体に作用します。つまりフェロモンとは、同種の個体間で行なわれるコミュニケーションのツールということができます。フェロモンのおかげで言葉を持たない昆虫や小動物もその種の存続ができるということです。
有名な「ハムスターの話」をしましょう。
ハムスターのオスは、同種のメスからのフェロモンが検知してはじめて異性を認識し交尾をします。しかしいきなり交尾をする
のではありません。そこにはフェロモンの驚くべき作用があるのです。
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まず最初に発情したメスが交尾の用意があると知らせるフェロモンを発します。
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これに反応したオスは
「どれどれ」と挨拶がわりにメスの頭部にある体臭腺を嗅ぎます。
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するとメスはさらに興奮
し、オスを受け入れる「イエス」の意向を示す姿勢をとります。
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メスの「イエス」の返事を受け取ったオスは、
メスの側腹部にある体臭腺を探して舐めはじめます。
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側腹部の体臭腺に反応したオスはそこから後方に移動し、匂いを嗅いだり舐めたりして生殖器を確認します。
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生殖器付近のマウンティングを促す特殊なフェロモンを検知すると、そこで初めてオスはメスに乗って交尾をします。
小さな動物にも交尾にはこのような完璧なシナリオがあったのです。驚きですね。そしてそのシナリオを書いたのはDNA。フェロモンはDNAからの指令を忠実に同種異個体に伝えるのです。
著作者:たまごや
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