[1118]メークインとメインクーン

メークインはジャガイモの一種です。一方でメインクーンは猫の一種です。似ていますが全然違うものです。私はしばらく猫のほうもメークインと思っていました。

メークインはイギリス原産のジャガイモで1900年に一般に公開されたものです。その品種名の由来は、春の村祭り「May」に、村の娘の中から選ばれる女王「Queen」にちなんだもの。日本には1917年に紹介されていますから歴史は古いです。

メークインは表面の目(芽)が浅いため皮が剥きやすい、煮くずれしにくい、食味が良く特に貯蔵後は甘味を増す、などの長所があります。ただし貯蔵中に光を浴びると「えぐ味成分」であるグリコアルカロイドが増えるなど気を使う部分もあります。しかし崩れやすいジャガイモ「男爵」に対し、煮崩れないメークインは煮物やおでん種としては今なお根強いものがあります。

昔からジャガイモといえば男爵とメークインが定番でした。しかし最近では品種改良、あるいは原種に近いものが輸入されるなど種類が増えてきました。サツマイモのように皮が赤く、フライドポテトに適するアンデスレッド。別名黄金男爵とも言われる黄肉で栗にも似たしっとり感のあるキタアカリ。ポテトチップスの原料として有名なトヨシロなど様々な種類のジャガイモを手に入れることができるようになっています。

さて、猫のメインクーン。英語表記は「Maine Coon」。Maineはアメリカ合衆国のメイン州を意味します。クーンはアライグマのラクーンとの混血であるという伝説から来ていますが、実際にアライグマとの混血はありえません。おそらくアメリカに移民してきた人が連れてきた北欧種の猫が改良されて作り出された猫でしょう。品種認定定されたのは1960年ですから比較的最近です。

メインクーンは北欧猫の血を受け継ぐだけあって、大きさは品種猫では最大です。大体の猫は去勢すると大きくなりますが、メインクーンのオスの場合は10kgに達することも珍しくありません。被毛は長毛で手足はがっちりしています。外国種の猫では人気があり、同じ北欧猫で品格のあるノルウェージャンフォレストキャットと人気を二分しています。

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