[1176]メラニンとメラミン

2013年5月18日

メラニンとメラミン、非常に似ていますね。でも両者は全然違うものです。

メラニンは英語表記では「melanin」。人間の肌に形成される黒い色素の元となる物質です。いわゆる美白の敵とも言われていますが、これがあるから皮膚細胞が紫外線に壊されず、人体を健康に保っているのです。

太陽光には有害な紫外線が含まれています。これをまともに浴びると、皮膚細胞が破壊されます。そのため、紫外線から人体を守るために、人間は紫外線を吸収しやすい黒い物質を皮膚表面に作って、その下にある細胞を守るように進化したのです。

アフリカや南米の赤道下は太陽光が厳しく、当然紫外線も多くなります。したがってそこに棲む人々は皮膚が黒くなります。一方で北欧のように太陽光が弱いとこ人種は紫外線が少ないため皮膚を守る必要がない。だから肌にメラニンが形成されず、肌が透き通ったように白いのです。人体で生成されるものに無駄は有りません。ちゃんと役割があるのです。

今後、地球環境は厳しくなっていくと思われますが、オゾンホールがどんどん大きくなれば地上に降り注ぐ紫外線の量は多くなります。それに耐えられるのは、表面が黒い生物です。人で言えば黒人。昆虫ではゴキブリ、鳥で言えばカラス。いずれも強い生命力を持っているところが納得です。つまり次世代を席巻するのは彼ら。白色や黄色人種は消えてなくなるかもしれません。

メラニンは黒い色素ですが。これが突然変異でもともと無い生物もいます。いわゆるアルビノ種と言われるもの。小動物、昆虫や魚などによく見られますが、体表が白いだけでなく、目が赤いのが特長。これは網膜にメラニン色素が無いため、その後ろの血管が透けて見えるからです。体表が白くても目が黒いのはアルビノ種では有りません。

メラニンは紫外線対策として非常に大事な役割をもっています。その重要性はメラニンの安定性でもうかがい知ることができます。肌を白くしようと思ってもこれがなかなかしぶといのは、重要な色素だからなのです。

ということで、長くなってしまいましたのでメラミンについては次回